八極拳を習得するには、先ず套路を学ばねばならない。套路と内在する原理および用法は密接な関係にある。

 套路には最も重要なものとして、小架と単打、そして四郎寛がある。
 「小架」は八極拳の全ての要素を小さな架子に凝縮し、他の套路の母系となっている。また、「単打」は一般には、これが“八極拳”と呼ばれる套路で、“大 架”とも称されるのは、架子を大きく変化させて用いるためであり、上架、下架および対打を包括している。
 「四郎寛」は変化の範囲をさらに広げ、単打の縦に対して、横の変化を主体として構成されている。
 孟村には、さらに単練套路として、連手や行劈、対練套路として、六肘頭や扶手など、器械套路としては、提柳刀や六合槍などがある。(参考:八極の槍術

 套路以外の練功法としては、桩功、懸嚢、吊袋などがあるが、中でも桩功は特に重要であり、代表的なものに、蹲架子(両 儀頂)や打桩、靠桩などがある。近年、八極拳の内功法は、歴代宗師の伝授を中医学と結合し、「内功五法」として帰納整理されている。
 その他、降龍、伏虎などの単式動作を繰り返して練習することがあり、一般には、套路ではなく、これらのことを基本功と呼んでいる。

(1997年作成/2000.6.23更新)


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